飯塚病院リハビリテーション部は、公益財団法人の日本理学療法士協会より、認定理学療法士の臨床認定カリキュラム教育機関として、呼吸分野、運動器分野、循環器分野に認定されています。
　先進的なe-ラーニングによって、効率的かつ効果的な学習支援を実現しています。新しいガイドライン、エビデンスに基づく質の高い学習コンテンツ準備し、修了後のフォローアップ体制など、セラピストとしての成長を、生涯学習をサポートする体制を整備しています。また､2024年度からは選択的に実地見学を開催しております。

　当院では、超急性期から継続的なリハビリを提供しています。入院早期から、多職種による包括的なプログラムを実施し、外来リハビリも含めて、心臓病と上手に向き合う生活をサポートします。
　医師から「心臓のためには運動が大事です」と言われたことはありませんか？ しかし、「息切れがあって運動ができない」「どれくらい運動すればいいかわからない」など心臓疾患をもつ方々には運動することに対して不安が大きいと思います。
　当院の心臓リハビリでは筑豊地域の心臓疾患患者さんの運動に対する不安をサポートをします。

　飯塚病院リハビリテーション部では人材育成に力を注ぎ、新人教育研修を通じてリハビリテーションの基盤を強化し、若手が安心してスキルアップできる環境を整えています。また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に特化したキャリアアップ支援体制を充実させ、それぞれの専門領域でやりがいを感じながら生涯学習を継続できる環境を提供しています。

　飯塚病院のリハビリテーション部には、臨床研究を推進・支援する「臨床研究部」が設置されており、臨床研究の実施に関する実践的な知識の習得や支援を受けられる環境が整っています。また、臨床研究助成金制度規程に該当する研究には助成金が支給されます。こうした臨床研究部や助成金の支援を受け、学会発表や論文執筆に積極的に挑戦する方が増えており、その結果、学会での受賞や海外での学会発表が増加しています。

　飯塚病院リハビリテーション部では2023年4月に医療DX推進チームを発足し医療DX推進企画をキックオフ。
　麻生情報システムとの協同による基幹システムの改修や、RPAプログラムやAccessデータベースシステムによる業務管理ツールを開発し業務改善を実現。また､教育分野におけるe-ラーニング・e-ポートフォリオといった教育システム･人的資本管理システムの運用､WEB開発･運用と院外向けの教育ツール構築など、近年で大きな変化・成長を遂げています。この記事では、主な取り組みをご紹介致します。